2008
« ドラネコ・ブートキャンプ »
このところの記事二つくらいで、鍛錬法について書きましたが、これに関してもうちょっとだけ掘り下げてみたいと思います。
初めてうちに稽古に来た人とかに、時々、「どうやったらそういう力が出るんですか」とか、「普段、何か特別な鍛錬をしているんですか」とか聞かれる事がありますが、フフフ、ぶっちゃけ何一つしていないんだな、これが。
食って寝るのも稽古でゴワスとうそぶいて、のんべんだらりと怠惰な生活をしているだけです。あ、大麻はやってないですよ。
正確に言うと、太極拳を集中的にやっていた二年間以外は、ほとんど一人稽古はしていません。柔軟運動すらしません。たまに素振りをする程度ですが、これも鍛えるというより、左右の体の力を一つにまとめる感覚を確かめる程度なので、日課とかではないです。だから、近況で書いた二人一組での相対型鍛錬法が全部です。
私は骨格や、見た目ではまるっきり一般人だし、体脂肪率は30パーセント、階段を登ると息切れ、動悸に見舞われ、ダッシュは50メートルも出来ず、ジョギングも300メートルも出来ません。懸垂なんか無理だし、腹筋も十回くらいで限界です。
体力測定的には柔軟性と跳躍力は平均以上でしょうが、あとは平均以下だと思います。それで、結構鍛えている人にも驚かれるのは何故でしょう?
これを気の力ですとか、合気ですとか言うと金儲けが出来るし、実際、この手の力を気だとか合気だとか言ってしまっている団体もあるのですが、そんなに大した物ではありません。正直、戦う事だけに特化した場合、人を倒すのに必要な力はコンビニでレジを打つより低い体力しか使いません。
なんでそんなに一人稽古をしないかというと、やっていて寂しくなるから。
じゃなかった。ああ、まあそれもあるんですが、一体、何が効果があるのか分からないからですね。
昔はうさぎ跳びとかを学校で指導していたり、腹筋の時は足を伸ばしていたりが普通だった訳です。しかし、今ではこれは体によくないとされています。
トレーニングの世界では、有酸素運動だ、いや、高地トレーニングだ、加圧式だ、ヨガだ、チューブだ、深層筋だ、ケトルベルだ、水を飲め、いや、飲むな、食事は何回に分けろ、肩は冷やすな、いや、アイシングしろ、ゆるだ、ゆるむな、と、新しいものが出てくるたびに今までのやり方は間違っていたと言われる訳です。
これが何を意味しているかというと、つまり、今、最新のトレーニングもどうせ十年後には、間違っていると言われていて、誰も見向きもしていないものである、という事です。なんとか健康法、ダイエットの類いと一緒です。
もともと、一人でやる練習というのは、意外と上達を阻む罠のようなものがあります。
例えば、以前より、重いものが持てるようになったとか、回数がこなせるようになったとか、そういう数値化できる鍛錬は、いつのまにか、それが実際の動作の何を補強する鍛錬だったのかを離れ、記録を更新することに意識が移ってしまい、手段が目的になってしまいがちです。
大体、いっぱい鍛えているのに実際に組み合うと弱い、というタイプの人はこうなってしまっている人です。また、体の一部にのみ意識がいった鍛錬をしていると、全身の動きを協調させる妨げになる場合もあります。
次に、記録でなく、感覚的な意識でしか上達を計れない種類の鍛錬ですが、これは、何となく強くなってきた気がする勘違いの元になりやすいです。ある程のレベルになるまでは、常に上の人にチェックをしてもらわないと、変な癖がついたりして、マイナスになってしまう事もあります。
そして、結局のところ、鍛錬の結果が厳密には分からないのが、最大の問題です。
強くなったのが、鍛錬のおかげなのか、他の要素によるものなのかも分からないし、それがたまたま自分の体質にあっていたのか、万人に勧められるものなのか、長年続けた場合、どんな影響が出てくるのか、というのがグレーだからです。
そういう意味では、最新の運動理論ほど、むしろ統計的、臨床例的に効果が確認されていないので怪しいとさえ言えます。
じゃあ、全部駄目なのか、無駄なのかというと、それもまたそうではないとも思います。やり方や、やる側の意識によっては、効果はあるとも思います。特に組技の場合は、技の威力と直結した鍛錬も多いです。
たとえば、レスラーがブリッジとスクワットをする。これはもう、明確に動作が技と直結しているから、理解しやすいです。
反面、打撃系の闘技の基礎鍛錬は、抽象的なので、効果を明言できません。
ボクサーのロードワーク、縄跳び、パンチングボールなどは、みんなやっているからには、効果があるんだろうけれど、具体的にはどう役に立っているのかちょっと謎だし、縄跳び下手でロードワーク嫌いで世界チャンピオンになっちゃった人もいます。
空手に至っては、基本稽古や型などを無駄と言い切ってしまう競技者も多いです。
なので、とりあえず、二人一組でやる鍛錬は、相手の生の反応から効果が見てとれるのと、客観的なアドバイスがもらえるので、それを中心にやっています。そう考えると、相撲のぶつかり稽古みたいなものは、やはり良い鍛錬ではないかと思います。あと、大麻を吸ったりとか。
初めてうちに稽古に来た人とかに、時々、「どうやったらそういう力が出るんですか」とか、「普段、何か特別な鍛錬をしているんですか」とか聞かれる事がありますが、フフフ、ぶっちゃけ何一つしていないんだな、これが。
食って寝るのも稽古でゴワスとうそぶいて、のんべんだらりと怠惰な生活をしているだけです。あ、大麻はやってないですよ。
正確に言うと、太極拳を集中的にやっていた二年間以外は、ほとんど一人稽古はしていません。柔軟運動すらしません。たまに素振りをする程度ですが、これも鍛えるというより、左右の体の力を一つにまとめる感覚を確かめる程度なので、日課とかではないです。だから、近況で書いた二人一組での相対型鍛錬法が全部です。
私は骨格や、見た目ではまるっきり一般人だし、体脂肪率は30パーセント、階段を登ると息切れ、動悸に見舞われ、ダッシュは50メートルも出来ず、ジョギングも300メートルも出来ません。懸垂なんか無理だし、腹筋も十回くらいで限界です。
体力測定的には柔軟性と跳躍力は平均以上でしょうが、あとは平均以下だと思います。それで、結構鍛えている人にも驚かれるのは何故でしょう?
これを気の力ですとか、合気ですとか言うと金儲けが出来るし、実際、この手の力を気だとか合気だとか言ってしまっている団体もあるのですが、そんなに大した物ではありません。正直、戦う事だけに特化した場合、人を倒すのに必要な力はコンビニでレジを打つより低い体力しか使いません。
なんでそんなに一人稽古をしないかというと、やっていて寂しくなるから。
じゃなかった。ああ、まあそれもあるんですが、一体、何が効果があるのか分からないからですね。
昔はうさぎ跳びとかを学校で指導していたり、腹筋の時は足を伸ばしていたりが普通だった訳です。しかし、今ではこれは体によくないとされています。
トレーニングの世界では、有酸素運動だ、いや、高地トレーニングだ、加圧式だ、ヨガだ、チューブだ、深層筋だ、ケトルベルだ、水を飲め、いや、飲むな、食事は何回に分けろ、肩は冷やすな、いや、アイシングしろ、ゆるだ、ゆるむな、と、新しいものが出てくるたびに今までのやり方は間違っていたと言われる訳です。
これが何を意味しているかというと、つまり、今、最新のトレーニングもどうせ十年後には、間違っていると言われていて、誰も見向きもしていないものである、という事です。なんとか健康法、ダイエットの類いと一緒です。
もともと、一人でやる練習というのは、意外と上達を阻む罠のようなものがあります。
例えば、以前より、重いものが持てるようになったとか、回数がこなせるようになったとか、そういう数値化できる鍛錬は、いつのまにか、それが実際の動作の何を補強する鍛錬だったのかを離れ、記録を更新することに意識が移ってしまい、手段が目的になってしまいがちです。
大体、いっぱい鍛えているのに実際に組み合うと弱い、というタイプの人はこうなってしまっている人です。また、体の一部にのみ意識がいった鍛錬をしていると、全身の動きを協調させる妨げになる場合もあります。
次に、記録でなく、感覚的な意識でしか上達を計れない種類の鍛錬ですが、これは、何となく強くなってきた気がする勘違いの元になりやすいです。ある程のレベルになるまでは、常に上の人にチェックをしてもらわないと、変な癖がついたりして、マイナスになってしまう事もあります。
そして、結局のところ、鍛錬の結果が厳密には分からないのが、最大の問題です。
強くなったのが、鍛錬のおかげなのか、他の要素によるものなのかも分からないし、それがたまたま自分の体質にあっていたのか、万人に勧められるものなのか、長年続けた場合、どんな影響が出てくるのか、というのがグレーだからです。
そういう意味では、最新の運動理論ほど、むしろ統計的、臨床例的に効果が確認されていないので怪しいとさえ言えます。
じゃあ、全部駄目なのか、無駄なのかというと、それもまたそうではないとも思います。やり方や、やる側の意識によっては、効果はあるとも思います。特に組技の場合は、技の威力と直結した鍛錬も多いです。
たとえば、レスラーがブリッジとスクワットをする。これはもう、明確に動作が技と直結しているから、理解しやすいです。
反面、打撃系の闘技の基礎鍛錬は、抽象的なので、効果を明言できません。
ボクサーのロードワーク、縄跳び、パンチングボールなどは、みんなやっているからには、効果があるんだろうけれど、具体的にはどう役に立っているのかちょっと謎だし、縄跳び下手でロードワーク嫌いで世界チャンピオンになっちゃった人もいます。
空手に至っては、基本稽古や型などを無駄と言い切ってしまう競技者も多いです。
なので、とりあえず、二人一組でやる鍛錬は、相手の生の反応から効果が見てとれるのと、客観的なアドバイスがもらえるので、それを中心にやっています。そう考えると、相撲のぶつかり稽古みたいなものは、やはり良い鍛錬ではないかと思います。あと、大麻を吸ったりとか。

